
問題A-006
次は、警備業務実施の基本原則について述べたものであるが、正しいものはどれか。
① 警備業務は、公共の安全と秩序の維持に当たる警察活動と本質的には同じ活動である
② 警備業務対象施設内の倉庫に入ろうとしているものは犯罪者であり、その場で現行犯逮捕すべきである。
③ 警備員が現行犯人を逮捕したときには、直ちに検察官または司法警察職員に引き渡す必要がある。
④ 警備員は、警備業務対象施設内で不審な人物を発見した場合、施設管理権に基づき、一般私人として許される以上の質問等を行う権限が認められている。
⑤ 施設警備業務に従事する警備員は、施設内で不審者を発見したときは、凶器などを隠し持っているかどうか身体検査をすることが出来る。
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【答え】
問題A-006
正解は③
①の警備業務は私人間の私的契約に基づいて行うものであり、警察活動と本質的に異なる。
②の正当な理由のない場合は、住居侵入罪に該当するが、この事例の場合は犯罪者である明白性がなく現行犯逮捕は出来ない。
④は、管理権の範囲内の質問、すなわち、一般私人として許される範囲内の質問しかできない。
⑤の警備員は現行犯逮捕した場合であっても、身体検査は出来ない。まして、不審者に対しては、管理権の範囲内の質問しか出来ず、身体検査は許されないので、いずれも誤り。
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