
問題A-007
次は、警備業務実施の基本原則について述べたものであるが、適切なものはどれか。
① 警備員が現行犯人を逮捕したときには、直ちに検察官、検察事務官または司法警察職員に引き渡す必要がある。
② 刑罰法令に抵触しない行為は、他人の権利および自由を侵害する場合でも、警備契約の範囲内であれば常に許される。
③ 警備員は、警備業務対象施設内で不審な人物を発見した場合、施設管理権に基づき、一般私人として許される範囲内の質問等を行う権限が認められている。
④ 警備業務は業務の特質上、公共の安全と秩序の維持に当たる警察活動と本質的には変わることのない活動である。
⑤ 施設警備業務に従事する警備員は、施設内で不審者を発見したときは、当然不審点を明白にするため、取り調べをすることが出来る。
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【答え】
問題A-007
正解は③
①の検察事務官は、犯人を引き受ける権限がない。
②は、他人の権利および自由を侵害する行為は、契約内容に関係なく許されない。
④は、警備業務は私人間の私的契約に基づいて行うものであり、警察活動と本質的に異なる。
⑤は、警備員は現行犯逮捕した場合であっても、身体検査は出来ない。まして、不審者に対しては、管理権の範囲内の質問は出来るが、取り調べ行為は許されないのでいずれも適切でない。
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